2017年4月5日水曜日

国民投票控え、トルコリラが下落。

ランド通貨から脱線し、高金利通貨リラについての考察(日記)


高金利ランド通貨について触れるなら、当然トルコリラも言及するべきでしょう。

この高金利通貨はミセスワタナベに大うけで、FX界隈をにぎわせていますが、
チャートを見てみると、かなり安値近辺に位置しています。

管理人もちょっとばかりリラも気にしていましたが、こうやって30円切るかもしれ
ない位置にいると、なにか胸騒ぎを覚えます。

4月中旬に国民投票が行われますが、これに当たって欧州との関係がぎくしゃくしてます。


また、この国民投票で改憲案が承認されれば、トルコは議院内閣制から
「実権型」の大統領制に移行する模様です。


つまり、絶大な権力がエルドアンにわたるということでしょう。

EUとの経済的な関係は維持するようですが、そのEUでもフランス
の大統領決戦投票が5月控えており、ともに穏やかではありませんね。

6月以降についてはよく調べていないのでわかりませんが、大きなイベントがたて
続けに来ており、為替もいろいろと動きそうです。


魅力的なスワップの前に


さて、リラ円のスワップについてですが、業界トップですと80円から90円くらい
つくようです。ランド円の場合は国内ですと15円。

トルコが8%、南アが7%の金利(2017年4月現在)で、どちらも高金利ですが、
トルコのほうが金利が高いので、物価高に苦しんでいる可能性があります。

物価が年々上昇するということは、通貨の価値が下がっているということであり、
金利を上げることで、通貨の下落に歯止めをかけようとしているということでしょう。

高金利は魅力的ですが、その国の情勢が色濃く反映されているので、高金利だから
いいというわけではありません。

どちらかと言えば、ランドよりリラのほうが通貨下落の可能性が大きい。
ただし、経済規模で言えば、トルコのほうが大きいし、南アの25%くらいの失業率
と比較しても、10%のトルコのほうが安定している気がするのですが、トルコは
イスラム教徒、南アはどちらかというと白人が支配しているイメージ。

なんだかんだ言っても、南アは黒人社会だし、犯罪率も高く、HIVの問題も
頻繁に取り上げられるので、個人的なイメージは余りよろしくないです。

そうやって考えると、日本は比較的安全な国だし、約束は守るし、ビジネスをする上
で最適な環境ですので、世界で何かあるたびに円が買われるのには理由があるのですね。

ビッグイベントが控える中、円高になりやすい情勢なので、資金管理はしっかり
したいですね。



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