2014年9月23日火曜日

南アランド円(ZAR/JPY)月足チャートロングバージョン1990年~2014年9月(24年)

南アランド円月足チャート(24年ロングスパン)


1990年から2014年9月現在までのランド円の月足チャートです。24年ものデータを蓄積したチャートなので、かなり貴重な情報です。




1990年~2014年9月



ちょっとばかり解説すると、1990年の春にランド円が最高値60円をわずかに超えて、そこから長期的に下落トレンドが継続してきたと言えます。


1985年は、プラザ合意による円高が加速しました。この時のチャートを探しているのですが見つかりませんでした。

ドル円

1985年9月のプラザ合意に向けての会議が行われた時、ドル円のレートは240円台で推移。
合意がなされて発表があると、たった一日で20円もドルが下落し220円台。そして、年内には200円を切る水準までドルは対円に対して急落しました。

ドル円のレートは、その後も下落を続け、1987年の10月には、はっきりと140円を切って120円付近まで落ちました。

1990年3月には、160円まで回復する場面がありましたが、すぐに急落し、再び下降トレンドを形成しています。この下落トレンドは1995年の4月まで続き、79円台を付ける劇的な暴落となりました。

ランド円

再びランド円に話しが戻りますが、1990年3月ごろからのドル円の下降トレンドに合わせて、南アランドも下落を継続させます。

上のチャートを見るとわかりますが、このころの南アランドの下落は、60円からおよそ22円台半ばまで行きました。ドルの価値が半減したのに対し、円に対するランド通貨はおよそ1/3まで価値が下落してます。



安倍ノミクスと言われる円安効果(ドル円)


安倍ノミクスと言われる効果は顕著でしたが、なぜか、南アランド通貨のみ横ばいです^^

2012年の夏ごろから、ようやくドル円は下降トレンドから抜け出し、現時点の2014年9月まで上昇を続けています。

いったどこまで上昇していくのでしょうか?

まずは2007年ごろの金融恐慌の最高値124円台から2011年の最安値75円台の半値戻しである
100円台は軽く突破しました。2014年夏までこう着が続いていましたが、この動きは100円台という半値を意識した動きで、値を固めていた動きだったと予測していましたが、つぎはフィボナッチの61.8%戻しで、105円当たり。

2014年前半は100円から105円までこう着していた状態が半年以上続いていたので、ここを突破したドル円は、まだまだ上昇トレンドを形成していくことを意味します。

次の狙いは、1998年の8月につけた147円台半ばからのフィボナッチ計算で来月2014年10月に115円台あたりまでいかなくても、114円後半くらいまで躍進すれば、ドル円もかなり落ち着いてくるのかなと思います。

この時、おそらく、南アランドが対ドルで急落して、南アランドが本格的に上昇トレンドに入っていくのかなと思ってます^^


南アランド円(ZAR/JPY)の年平均の推移(1990年から2014年まで)


南アランド円の年足ではありませんが、1990年代から2014年9月ごろまでの、
レートの平均値を表したものです。




たとえば、2013年のランド円のレートは、平均10.13となっています。
また、2014年9月までのデータなので、2014年に関しては、年平均値にはなっていません。

上のデータを見ても、ランド通貨は、プラザ合意あたりから、2014年までひたすら下がり続けてきたと言う恐ろしいまでの下落を演出しています。

しかし、2012年と2014年のデータを見ると、そろそろ下落トレンドの終わりを迎えてもいいんではないかというシグナルを感じます。また、チャートを見ても、横ばいが続いているのでトレンド転換してもおかしくありません。まあ、まだ急落によるセリングクライマクス的な急落の可能性も否定できませんが^^




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